あなたの研究スタイルは何型?研究する理由から推測できる5つの研究スタイル

突然ですが、あなたはなぜ研究をしているのですか?

実験の山に埋もれていると、自分がなぜ研究をしているのか忘れてしまうこともありますよね。

この理由をはっきりさせる、もしくは再確認できれば、「研究のモチベーション」が見えてくると思います。

研究のモチベーションが明確になれば、より自分らしい「研究スタイル」を確立することにもつながるのではないでしょうか。 

そこで今回は、モチベーション別に「5つの研究スタイル」について考えてみました。



自分の「1番深いモチベーションは何か」探ってみる 


自分はなぜ研究をしているのか。

この「なぜ?」を少しずつ掘り下げていくと、1番深いところにあるモチベーションが見えてくると思います。

研究者の中には、新しいモノを発見する「知的好奇心」が1番深いモチベーションだという方も多いかもしれません。

モチベーションは、人それぞれですよね。



僕が、なぜ研究しているの?と聞かれたら・・・

「楽しいから」です。

なぜ楽しいの?・・・

「新しいモノを発見できるから」

なぜ新しいモノを発見したいの?・・・

「新しいモノを発見できたら、人のためになるかもしれないから」

なぜ人のためになることをしたいの?・・・

僕はここで、これ以上深くいけなくなってしまいます。

おそらくこの「人のためになることをしたい」という思いが、僕の1番深いモチベーションなのだと思います。 



あなたにとって「研究の1番深いモチベーション」は何ですか? 
 

「研究者型」を決める、5つの項目


次の5項目について、5段階(1が低い〜5が高い)で評価し、研究者型を判断します。 


項目1. 競争心

多くの競争相手の中でNo.1になりたい気持ち

項目2. 独創性

自分だけのオリジナルな研究をしたい意欲

項目3. 知的好奇心

→ 何かのためになるとは関係なく、ただ真実を知りたいという気持ち

項目4. ストーリー作り

独自の世界観をもとに発見したモノを伝えようとする意欲

項目5. サービス精神

誰かや何かのために研究をする気持ち



モチベーション別 「5つの研究者型」


それでは、1番深いモチベーション別に「5つの研究スタイル」を見ていきましょう! 


1.「新しい何かを見つけたい」→探求家型


  • 競争心:3
  • 独創性5
  • 知的好奇心5
  • ストーリー作り:3
  • サービス精神:2
  • 特徴:典型的な研究者。自然界や宇宙の現象を理解したいという気持ちが強い。

2.「新しい何かを創りたい」発明家型


  • 競争心:3
  • 独創性5
  • 知的好奇心:4
  • ストーリー作り:2
  • サービス精神:4
  • 特徴:新しい技術を創るのが好きな人。ある現象を説明するモデルを創るのが好きな人にも当てはまる。

3.「人に価値のあるものを提供したい」ビジネスマン型


  • 競争心:4
  • 独創性:3
  • 知的好奇心:2
  • ストーリー作り:4
  • サービス精神5
  • 特徴:企業と共同研究している人や医師に当てはまる。研究するなら人のためになる研究がしたいという人。

4.「No.1になりたい」アスリート型

  • 競争心5
  • 独創性:2
  • 知的好奇心:3
  • ストーリー作り:4
  • サービス精神:4
  • 特徴:研究の中で起きる競争を楽しんでいる人。注目を浴びている研究テーマに向かっていく。

5.「独自の世界観を創りたい」クリエイティブ型


  • 競争心:2
  • 独創性5
  • 知的好奇心:4
  • ストーリー作り5
  • サービス精神:3
  • 特徴:独自の仮説や発見した分子を中心に研究を広げていく。


まとめ


今回は、1番深いモチベーション別に「5つの研究者型」をご紹介しました。

すっぽり当てはまる型があったという方もいれば、2つの型のコンビネーションというもいるのではないでしょうか。

「"アスリート"的な探検家型」や「"ビジネスマン"的な発明家型」もいるかもしれないですね。



自分が何型の研究者なのかがわかれば、研究分野以外でも参考・模範となる人が見つかるかもしれません。

ちなみに僕は「ビジネスマン型」だと感じているので、ビジネスでの成功術を研究スタイルに取り入れるよう試みています。



あなたもぜひ、ご自身の「1番深いモチベーション」と「研究者型」を探ってみてはいかがでしょうか。

そうすることで、より自分らしい「研究スタイル」を築くヒントが見えてくるかもしれません。




おまけ


勝手な想像ですが、研究者型別に「模範となる科学者」を考えてみました。

1.探検家型例 利根川 進博士(獲得免疫のメカニズム解明、ノーベル賞受賞、脳科学の分野に転向)


発明家型例 フレッド・サンガー博士(タンパク、DNAシークエンス技術開発、ノーベル賞2回受賞)


ビジネスマン型例  山中伸弥博士(iPS細胞開発、ノーベル賞受賞、難病の治療法開発)



アスリート型例  ジェームス・ワトソン博士、フランシス・クリック博士(DNAの分子構造解明、ノーベル賞受賞)





 
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