学振DCからPDへの切り替え方について(資格変更)

この記事は2019/02/25付の情報に基づいています


研究スタイルブログの著者もそろそろ学位授与のシーズンが近づいてまいりました。

学位授与のタイミングは機関によって異なりますが、タヌキの場合は微妙にDCの採用期間からズレることがわかったので学振DCからPDへの資格変更手続きを行う必要があることがわかりました。

学位取得後はDCではなくPDになるため、資格変更する必要がある


そもそもDCとPDは

Doctoral Course Students (DC)
Postdoctoral Fellow (PD)

という意味なので、博士課程の学生Doctoral Course Studentで無くなれば、必然的にPostdoctoralになるわけです。

DCが終われば、"ポスドク"*になるわけです。

*脱線しますが、なんかポスドクって個人的にはもっとかっこいい名称が良いです。Researcherで問題無い気がします。



DCからPD=>資格変更という


DCからPDへ移すことを資格変更といいます。

このプロセスで必要な情報は

学振の公式の手引き様式集です


リンクが切れていたら「学振 手引き 平成XX」「学振 様式」などと検索すれば出てきます。

H31年度の手引きの場合12ページに ”採用後の学位取得等による資格の変更(特別研究員-DCから特別研究員-PDへの資格変更)” 


という項目があるので必要な書類をチェックしましょう


ちなみに平成31年度の手引きには以下のように書かれています。


① 「資格変更願<様式 5-1>」
② 「受入承諾書<様式 5-2>」
③ 「博士の学位取得証明書 」又は「標準修業年限以上在学し、所定の単位を修得の上退学したことを証する書類 」


各様式は様式集(OR「学振 様式」で検索)からダウンロードして、記入し提出しましょう。

注意点としては”学位取得等の日から1ヵ月以内【必着】に以下①~③の書類を提出”という点と、事務局事前に電話連絡をすると良いようです。


おおまかな流れのまとめ


  1. 学位取得予定日がわかった&自分は学位が取れる日を確認する
  2. 学振の特別研究員事業担当へ電話(手引きの最後にTEL書いてあります)
  3. 様式5-1を自分で記入、様式5-2の記入できる部分を記入
  4. 大学院オフィスなどへ押印依頼
  5. 学位取得証明書の発行+採用年度・領域・受付番号などを記入
  6. 日本学術振興会特別研究員担当へと提出
6.については大学によっては提出してくれると思います。



※情報は全て平成31年度の手引きに基づいていますので、常に最新の情報を基に申請手続きを行ってください。


学振PDになっても残念ながらDCと給料は変わらない



残念ながら学振DCからPDへの切り替えですが、切り替えても給与はかわりませんゆみへいさんのブログによれば、平成27年度から規約が変わったようです。

支援して頂いている立場なので文句は言えませんが、以前は

「DCからPDへ切り替える事による給与アップ」

から

「資格変更の手間はかかるが待遇に変化なし」

ということで、「やっと学位とっだと!!」という研究者への対応としては少々discouragingな気がします。


そして若干気になるのが、PDの期間が極めて短い場合も履歴書に律儀に書かなくてはならないのでしょうか?

H.31 2月1日~3月31日 日本学術振興会 特別研究員 PD

のようになるのですかね。なんか履歴書がごちゃごちゃしてしまう気が...


今回は以上です!ではまた!



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