みなさんは、そんなふうに感じていませんか?
研究をしている方なら誰しも、この研究の泥沼にハマる時期があるのではないでしょうか。
僕も昨年のほぼ半分は、泥沼にハマっていました。
そこから抜け出そうと長時間働き、たくさんの実験をスケジュールに詰め込んでいました。しかし泥沼では、もがけばもがくほど深くハマっていきます。。。
研究の進め方の方程式を書き出してみる
では、どうすれば研究の泥沼から脱出できるのでしょうか。
研究が進まないときこそ、一歩引いた視点が大切です。そして、自分の働き方や実験系を見直す良い機会かもしれません。
僕も自分なりの「研究の進め方の方程式」を書き出してみました。
見直しをするまでは、「働く時間を長くしたら、その分、前に進めるだろう」と思い込んでいましたが、上記のとおり「働く時間と生産性は、必ずしも比例しない」ことがわかりました。僕にとっては大きな気づきでした。
働き方の見直しで気がついた、2つのこと
長時間働いてたくさんの実験をすると、2つのリスクに陥ります。それは「集中力が下がる」ことと「使えない生産物ができやすい」ということです。
その1:短時間集中型で、効率良く働こう!
当たり前のことですが、長時間働くと疲れがたまりやすくなります。
集中力が維持できず、結果的に研究の効率が下がってしまいます。
その点、短時間で効率良く働けば、疲れもたまりにくく、高い集中力を維持できます。
精神的にも落ち着いて研究に向き合えますよね。
僕の場合、長時間働く「長時間忍耐型」よりも、短時間で集中して働く「短時間集中型」のほうが、自分のスタイルに合っていることに気がつきました。
僕のような「短時間集中型」の人にとって、働く時間を有効活用することが不可欠です。
そんなときに効果的なのが「スケジューリング」です。
具体的には、1週間のカレンダーをプリントし、そこに「やるべきこと」を前日までに書きこみます。
その紙を机の上に置いておけば、研究室で「今から何をしようかな」と立ち止まらず、効率良く実験を進められます。
その2:実験系を改善することで、使える生産物を増やす!
長時間働けば、必然的に多くの生産物を生産します。
一見、研究が前に進んでいるようですが、実はそうでないケースもあります。
特に、実験系がそれほどうまくいっていない場合、強い焦りを感じながら研究に向かうことが多くなります。
安定していない実験系から「使えない生産物」がたくさんできてしまうのは当然ですよね。
泥沼にハマっていた時期には、それさえも見えなくなっていました。
ただひたすら「もう1回やってみよう!」の繰り返しで、闇雲に働いていました。
一歩引いてみることにより「今やるべきことは、実験系を改善することだ」と、ようやく気づくことができました。
その結果、使える生産物も少しずつ増えてくるようになりました。
まとめ:研究が進まないときこそ、働き方と実験系を見直してみる
研究者なら誰しも、研究の泥沼にはまる時期があると思います。
そんなときこそ、一歩引いて、働き方と実験系を見直してみてはどうでしょうか。
そうすることで、研究の効率を上げるコツや自分に合った研究スタイルを発見できるかもしれません。
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