「論文を書きたいのに書けない」と思っている人におすすめの脚本家のインタビュー動画

みなさんは、「論文を書きたいのに書けない・・・」あるいは「書いていることがしっくりこなくて使えそうにない・・・」と感じていませんか? 

そんな方のために、きょうは「論文を書き始めるタイミング」と「書く前にできること」についてご紹介します。


論文は早い段階で書き始めるのがいい?

みなさんは、いつ論文を書き始めますか? 

プロジェクトが始まった時点ですぐに始める、という人もいれば、データが全て集まってから一気に書く、という人もいると思います。

僕は以前「論文はできるだけ早い段階で書き始めたほうがいい」と言われたことがあります。そのため、プロジェクトを始めたタイミングで「論文を書こう!」とPCに向かっていました。

しかし、いざ書こうとしても何を書いたらいいのかわかりません。その段階ではまだデータが少なく「書きたいけど書けない」という状況に、溜まるのはストレスばかりでした。


論文は映画脚本と同じ!「ストーリーを読み手に伝える」もの

そんなある日、論文の構成方法について調べていると、「映画脚本の書き方」に目が留まりました。論文と脚本はまったく異なったもののように見えますが、「ストーリーを読み手に伝える」という点では同じです。

論文がなかなか書けずに悩んでいた僕は、ダスティン・ランス・ブラック氏(Mr. Dustin Lance Black)の脚本メソッドに辿り着きました。

ブラック氏は、アメリカで著名なアカデミー賞受賞の脚本家で、独自の脚本の書き方を動画解説しています。6分ほどの動画で素晴らしい内容なので、よろしければ、是非ご覧になってみてください。





「ストーリーの流れ」が最重要! 書く前に「流れ」を決める!

ブラック氏の脚本メソッドは、ざっくりと以下のようにまとめられます。


1.何を伝えたいのかを決める。伝えたい理由が強く存在することを確認する

 2.情報収集をして、伝えたいことの本質を探る

 3.インデックスカード1枚を1シーン(1つのアイディア)とし、1文で表現する

 4.複数枚のインデックスカードを繋げてみる

 5.流れがスムーズになるよう、カードを並べ替えたり、取り除いたりする

 6.全体のストーリーを文章にする


ブラック氏によれば、脚本を書く上で「ストーリーの流れが最も重要」だそうです。

流れが定まらないうちに書き始めると、使えないシーンまで書いてしまうことになり、時間と労力の無駄になります。

流れが確立していないのであれば、無理に書く必要はありません。理にかなっていますよね。


論文を書くのは、ストーリーの大筋が見えてきてからでOK!

では、上記の脚本メソッドを参考に「研究と論文執筆のステップ」を考えてみましょう。


1.研究を通して知りたいこと、論文で伝えたいことを考える

 2.インデックスカードに、論文で伝えたい要点を一文ずつ書き出してみる。その下に、要点をサポートするためのフィギュアもスケッチしてみる

 3.複数枚のインデックスカードを繋げて、論文の流れを考える

 4.実際に得られたデータをフィギュアにまとめながら、実験を進めていく

 5.十分なデータが揃ったら、方向性を確定し、論文を書き始める

 6.必要な実験を進めながら、論文を完成させる

この方法なら、優先すべき実験が明らかになり、ベストなタイミングで論文を書き始められると思います。また、論文を書くのに十分なデータが揃っているので、効率良く書けるはずです。


まとめ:映画脚本家になったつもりで、ストーリーを思い描く

いかがだったでしょうか。きょうご紹介した「論文の書き方」を実践すれば、「書きたいのに書けない」や「書いているのに使えそうにない」というプレッシャーから開放されると思います。

僕もインデックスカードでストーリーの流れをイメージすることに挑戦しています。

みなさんもプロジェクトを始めたばかりであれば、映画脚本家になったつもりで自分が本当に伝えたいことを考えてみてはどうでしょうか。


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