人生における幸せとは~セリグマン博士の理論~

こんにちは。タヌキです

久々のアップデートですね。今回は幸せを追求することについて面白いTEDのトークがあったので紹介したいと思います。


突然ですが、みなさんは今幸せですか?


   おそらく先進国であれば半分以上の人は幸せと答えるでしょう。一方で、幸せでも実際のところ何かが足りない、もしくはただ不幸でないだけで、積極的に幸せである人はそこまで多くはないのではないでしょうか?

   私は過去に比べたら良い環境とやりがいのある研究をしているのにも関わらず、幸福度はそれほど変わっていないことに最近気づきました。どうしたら幸せをもっと実感できるかと考えていました。様々な情報を集めていた中、心理学者 Martin Seligman 博士のトークが興味深かったので紹介します。



動画を見ればこの記事を読む必要も無いですが、私自身のメモとしてまとめようと思います。以下TEDの内容を自分なりに簡略化したものです


   Seligman 博士はポジティブ心理学を提唱した人物の一人で、過去の心理学が「病を治す」といったように、悪い状態を通常の状態に治療することに焦点が当てられていたのに対して、普通の人たちをより幸せにするにはどうすれば良いのかというポジティブな方向への研究を行った人です。

博士によれば、普通の人をより幸せにすることは病を治すこととは異なったアプローチが必要であると説いています。幸せな人生(=満足できる人生)とは3つの要素が成立していることが重要であると主張しています。その3つとは以下のようなものです



1.楽しい人生(快楽などの生の感情が頻繁にある人生)


仲間とワイワイやる、自分の好きな物を買ったり、おいしい物を食べるなど、声を上げて喜ぶような幸せのことです。実際に「幸せだなぁ」とその瞬間実感できる体験を多く積む人生のことです。

ただし博士によればこのタイプの幸せには欠点があります。まず、遺伝的要因が強いこと。楽しいなどの感情の程度は先天的な要素の影響が強く、後天的に色々なエクササイズを行っても15-20%程しか改善されないそうです。また、そのような感情は持続しないばかりか、経験するたびに慣れてしまうという性質があります。


2.没頭できる人生(時間を忘れるほど夢中になることを見つける人生)


人生の満足感は感情のような認識できることだけで決まるわけではありません。博士はむしろその瞬間を認識できないくらい没頭できることに取り組むことが人生の満足感に影響すると主張しています。博士はこれをフローと呼んでいます。時間を忘れる事の出来るほど没頭できる仕事または趣味に取り組むことができるかが重要であると述べています。

どうしたら没頭できるのかについて博士は自分の強みを生かす事によって達成できると言っています。今回これについては詳しく述べませんが、以下のサイトで自分の傾向を知ることと、その傾向に合った作業を仕事や趣味の中で見つけることが最初のステップのようです。(セリグマン博士の強み発見テスト


3.意味のある人生(自分を超えた大きな存在に尽くしたり、人生の意味を探求する)


最後は意味のある人生です。持続性の無い個人の快楽に比べ、意味のある人生は持続的な喜びをもたらすのがを過ごすことだと博士は述べています。意味のあるとは難しい定義ですが、例えば慈善活動や平和のために活動するなど、自分を超えた大きな何かに貢献しているかということだそうです。日本人的にいえば大義のようなことであると思います。このセクションはキリスト教圏っぽい内容だったので、どれだけ博士の意図していることなのかはわかりませんが。


3つの相乗効果


最後に博士はこれら3つの相乗効果について説明しています。博士によれば、これら3つがバランスよく成立していなければ幸せのレベルを最大限に引き出せないそうです。


使い方
人生において選択を迫られた際にはこの3つを考慮するといいかもしれません。例えば、片方の選択肢は一見魅力的でも、その魅力が単なる派手さや楽しさから来ている場合、慣れてしまえば何も感じなくなる可能性があります。一方、一見派手でなく楽しくなさそうな道でも、意義に同感したり、自分が没頭できる機会が多いのであれば長期的には満足できるのでしょう。

また、現在の状態や過去の選択を振り返ってみたらいいかもしれません。例えば就職した時や、大学を選んだ時など、入る前に自分が求めていたことが、自分に持続的な喜びを与えているかを振り返って見ると、本当に求めていた事と、重視していたけれど時間が経てば消えてしまった事が浮き上がってくると思います。一方で、感情的な楽しさを捨てろと言っているわけではなく、没頭できる事に出会っていても、ちゃんと週末は楽しいこと(感情的に)をやるなどのバランスを取ることが大切なのではないでしょうか。

   現在このモデルはPERMAという形でさらに発展しています。このPERMAを日常で実践することができるかどうか考察中です。面白いことが見つかればまた投稿します。すぐ気になる方は調べてみてください。それでは~

PERMAの動画もあります(https://www.youtube.com/watch?v=iK6K_N2qe9Y)

0 件のコメント :

コメントを投稿