ほとんどの場合、研究費はラボの運営費として吸収されてしまうと思います。
しかし少しでも自分の研究のために使えそうであれば、工夫して研究費を利用するべきだと思います。
がんばって自分でなんとかしようとしたらしいのですが、時間的にばかばかしくなってきてプログラミングを依頼することを考え始めたそうです。
学振の研究費があるということで教授に相談しやすかったそうです。
教授は「自分の手で解決しないの?」という顔をしたらしいのですが、後輩が取ってきた研究費ということで、フリーランスのプログラマーと共同で進めることをOKしたそうです。
やはりプロのプログラマーと共同だと、プログラミングはサクサク進み、問題は解決できたそうです。
お金で良い研究を買うことはできないですが、お金で買えることもいくつかあります。
ザックリ分けると4つのお金の使い道があると思います。
1.時間を買う
2.研究の可能性を広げる
3.自分の未来に投資する
4.他の研究者との繋がりを広げる
具体的にどのようなことにお金を使えるかをカテゴリー別にリストアップしてみました。
学振を少しは自分や自分の研究に使えそうならば、参考にしてみてください。
時間を買う
プログラミング外注
テクニシャン・学生バイトを雇う
AI研究支援サービス (エルピクセル)
実験受託サービス (コスモバイオ)
データ解析コンペの賞金として使う(Kaggle、JASMAC)
データー解析サービスに依頼する(テクノスルガ)
研究の可能性を広げる
普段手の届かない実験に挑戦(次世代シーケンス、タンパク質の構造解析、抗体購入・作成など)
メインプロジェクトではない研究に投資する
変異モデル生物の作成
アンケートや被験者のリクルート
自分の未来に投資する
長く使えるソフトウェアを購入(学生版Prism、MATLAB)
他の研究者との繋がりを広げる
共同研究の交渉のためにラボ訪問
学会参加
注意書き:
研究費の使い方には規則があります。
採用年度によって規則が変わることもあります。
科研費ハンドブックや使用ルールに沿って研究費を使ってください。
院生の英語学習、節約、息抜きに、コスパ最高のサービスに関するレビュー記事を書いていますので、興味がある方はぜひ参考にしてください。
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