研究者になりたい人のために:研究とは? 研究者とは?

研究とはなんだろう?

研究を大きく分けると基礎研究と応用研究に分けることができます。

応用研究では人のためになるようなモノを創ることを目指します。そのモノは薬だったり、燃料だったり、新しい食材だったりします。

基礎研究でも人のためを意識することもありますが、それが目標ではありません。


基礎研究とはなんだろう?

現在、僕は基礎研究をしているのですが、僕にとって基礎研究とは「自然界との対話」です。

物理学者なら宇宙や物理的なモノに問いかけ、生物学者なら生き物に問いかけます。そして耳を澄ませて答えを聞き取ろうとします。

ほとんどの場合は何も聞き取れなかったり、自然界が何を伝えようとしているのかが解りません。しかし、何かを聞き取れるときがたま~にあります。自然界から聞き取ったことを理解して他の人に伝えるのが基礎研究者の仕事です。


基礎研究者とは何をする人だろう?

基礎研究が「自然界との対話」なら、基礎研究者はインタビュアー(質問者)、そして翻訳者です。


基礎研究者はインタビュアー(質問者)

基礎研究者はインタビュアーとして自然界に問いかける質問を考えます。しかし、言葉で聞いても自然界とコミュニケーションはとれません。なので「実験」という形で自然界からのメッセージを受け取ります。


実験とはなんだろう?

実験とは、自然界の法則と自分の考え方がマッチしているか、マッチしていないかを教えてくれるものです。

自然界の法則と自分の考え方がマッチしていれば、実験から予想通りの結果を得ることができます。しかし、自然界の法則と自分の考え方がマッチしていなければ、実験は予想と反対の結果になったり、あいまいな結果になります。

基礎研究者は実験を通して自然界の法則と自分の考え方を限りなく近づけようとしています。


基礎研究者は翻訳者

基礎研究者は翻訳者として自然界からのメッセージを言語化します。英語から日本語の翻訳でちょっとした誤訳が大きく意味を変えてしまうことがあります。そのように、実験結果から間違った解釈をしてしまうと、自然界の法則を間違って伝えてしまうかもしれません。


良い基礎研究とは?

良い基礎研究とは良い質問をすること、そして自然界から受け取ったメッセージを正確に解釈して言語化することです。良い基礎研究者になるには良いインタビュアー、そして良い翻訳者にならないといけません。


まとめ

基礎研究者は自然界との対話を通して、自然界の法則を理解しようとする人です。

僕は毎日研究をしていますが、細かい作業に埋もれていると、研究がどのような行為なのか忘れてしまいます。

しかし改めて考えてみると、ロマンある職業ですね。

研究とは何か、そして研究者とは何をする人なのか、について知りたい方、特に研究にあまり馴染みのない方の参考になれば嬉しいです。


今回はカメの投稿でした~。

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