就活、自己評価:自分の長所を見つけるために読んだ本


“あらゆる者が、強みによって報酬を手にする。弱みによってではない。
したがって、常に最初に問うべきは、「われわれの強みは何か」である。”
(by ピーター・ドラッカー)


みなさん誰もが「自分の強みは何ですか?」という質問に困った経験はないでしょうか?

私は学部生の時に一度就活をした経験があります。エントリーシートを書くときに最も答えにくい質問が、


「あなたの長所は何ですか?具体例を挙げて説明してください」

という質問でした。


素人が考える強みと言えばこれぐらいしか浮かばないのではないでしょうか?


協調性
コミニュケーション能力
粘り強さ
創造性
行動力


「なんだかどれも当てはまるし、どれも当てはまらないような気がする...」


つまり自分の強みが見つからないというのは、自分の強みを的確に表すボキャブラリーが不足しているという事です。


これらの単語はあまりに抽象的過ぎて、誰にでもあてはまってしまいます。


長所を的確に表現するボキャブラリーを増やすのに、一番役に立った本がこれです。





タイトルが胡散臭いですが、本に付いてくる付録の、ストレングスファインダー(以下SF)という解析ツールがとても使えます。本よりもこの解析ツールがとても役立ちます。


先ほどの貧弱な長所を表すボキャブラリーと比べて、この本では以下のような多彩な長所を紹介しています。



アレンジ活発性運命思考学習欲
回復志向競争性共感性原点思考
規律性コミュニケーション個別化収集
公平性最上志向親密性戦略性
慎重さ自我成長促進着想
信念自己確信調和性内省
責任感社交性適応性分析思考
達成欲指令性包含未来志向
目標志向ポジティブ


「私の長所は創造性です」というよりも、「私は物事をアレンジする能力に長けています」といった方が、同じ創造的な能力であっても圧倒的に具体性が上がります。

そしてただ単語としてだけでなく、各特性に対して詳細な説明がされています。例えば「戦略性」ですが。


“戦略性という資質によって、あなたはいろいろなものが乱雑にある中から、最終の目的に合った最善の道筋を発見することができます。”....”あなたはあらゆる選択肢のシナリオの最後まで想像し、常に「こうなったらどうなる? では、こうなったらどうなる?」と自問します。”...”それぞれの道筋の先にある状況が解かることで、あなたは道筋を選び始めます。行き止まりの道をあなたは切り捨てます。まともに抵抗を受ける道を排除します。混乱に巻き込まれる道を捨て去ります。” (本文より引用)


というふうに、思考、行動の癖を具体的に説明しています。

これを読むと「自分もそういう風に考えることある、誰でもあてまる事言ってる占いと同じじゃない?」と思うかもしれませんがそうではないと著者は述べています。だれでもそういう風に思考する時はあるのですが、この本が言いたいことはその思考の頻度が高い、そう考える時間を苦痛と思わないことがその人の個性、もって生まれた資質だということです。つまり「戦略性」のある人は、”そう考えられる人”ではなく、そういうことばかり考えている人、そう考えるのが好きな人ということです。


これらを自分なりに良く研究することによって、「私の強みは運動部で培った粘り強さです!!」というどこにでもあるフレーズから脱却するきっかけになると思います。



※べた褒めしていますが、本を買わせようとしているわけではありません。Amazonのレビューいわく合わない人もいるようなので、買う時は自己判断でお願いします。

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SFで気づいた自分の強みで徐々に自分を開発する




世の中には能力というものが、汎用性のあるエネルギーのように考えている人がまだまだいるように思います。IQ崇拝のように”能力のスコアの高い”人は何にでも成功することができるといったような考え方です。実際これはかなり時代遅れの考え方のようです。





この本のメッセージの一つは、人にはそれぞれ異なる特性の強みがあり、まずは自分の良さ(強み)を知ることが大事であるということ。戦う時は、自分の得意な戦法で気持ちよく戦うというあたりまえの法則を守るということだと一読者として思いました。でもこれ、難しいんですよね。何で難しいか理由をいくつか挙げたいと思います。





①そもそも自分の強みを理解していない。




これがまず第一です。しかも2通りあると思います。



1つ目は、シンプルに自分の強みを知らないパターンです。就活とかで、「私の強みは真面目な所です」や「私の強みはコミニュケーション能力です」など、本質を捉えていない場合や、一度の成功体験だけで自分の強みを勘違いしている場合です。SFや本を読んでみたり、日々の体験を通じて常に研究する必要があります。私も日々研究しています。



2つ目は、理解していないけど、無意識に使っているパターンです。これは経験に基づいて、自分なりに戦い方を学習し、うまくいっている人によくあるパターンです。個人プレーでは問題ないですが、自分のやり方で他の人もうまくいくんだなどと勘違いしていると、指導的な立場に就いた時に部下が苦しみます。うまくいっている仕事が偶然自分の強みとマッチしているだけなのに、自分は何でもできると勘違いするのも危険です。





②強みを生かし切れていない




強みをある程度自覚していても生かし切れていない人は沢山いると思います。例えば、仕事があまりに定型化されていて、自分の強みとマッチさせることができない時や、潜在的に自分の強みを生かせる部分が存在しているのに気付いていないパターン、強みを生かす習慣を取り入れていないことが挙げられると思います。



仕事が強みとマッチしていない場合は、部署替えや転職を視野に入れる人が多いと思いますが、そんなに大きな違いを生み出さなくても自分の得意なフィールドに引き寄せることができる場合があります。研究でいえば、研究テーマを少し変える、自分の強みの生きる手技や実験デザインなどの配分を増やすなどの対策ができると思います。



習慣の例として、私は着想が得意ですが、本当に着想を生かし切るのであれば、他の分野の本を読んだり、浮かんだ考えを文章化したりする習慣を持つことが効果的です。そういったように、自分の強みがより生きる習慣を形成しているかが、強みを生かすポイントです。





最後に




強みの生かし方を自分なりに開発する



「自分なり」というのがとても大事です。教師でも、上司でも人が教えてくるのは「その人」の戦術です。私は大学受験時代の勉強方法を思い出すと、自分に合っていなかったと思います。他人に最適化された戦術を自分が使っても疲弊するだけです。



自分の戦い方を、自分で実験して、さらにアップデートして、また実験することを繰り返すしかないのだと思います。



こんな偉そうに語る筆者はさぞ成功しているんでしょうねぇ~と疑っているあなた。そうです、ただの学生です。それでもこの記事に共感した人はこの本を読んでみてはいかがでしょうか?

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