研究者のワークライフバランスについて記事を書いたところ、たくさんの方がご自身の考え方や意見を引用リツイートしてくださいました。
twitterをされていない方にも参考になると思いますし、自分でも定期的にみなさんのご意見を見返したく、簡単な「まとめ記事」を作成しました。
もし、掲載を取り消して欲しいという方がいらっしゃいましたら、twitterのメッセージからで結構ですので、ご遠慮なくお知らせください。
まず、実施したアンケートの結果は以下の通りです。
あなたは、「研究との向き合い方」に関してどのように思いますか?— 僕らの研究スタイル (@kenkyustyle) 2019年5月5日
多くの方が「研究の成功=人生の成功」よりも「研究=人生を楽しむためのツール」という向き合い方に共感されているようです。
しかし、完全にどっちというよりは「こっち寄り」とか「ライフステージによって変わった」というご意見もあり、大変興味深いです。
ご意見を寄せてくださったみなさん、ありがとうございます。
(お礼の気持ちで、twitterのプロフィールに掲載されているリンクをこの記事でも貼らせていただきます。)
いくつかのパターンに分けて、ツイートをご紹介します(順不同)。
様々なご意見の中で「この方の意見に共感するなぁ!」という方が見つかりましたら、その方のブログ記事を読んでみると参考になると思います。
「研究=人生を楽しむためのツール」の意見
自分は後者寄り。研究で成功することが無常の喜びではあるけれど、自分にとって他に代えられないものも少なからずある。分野の違いも大きいと思うが、毎日ある程度規則正しく三食充実した生活を送らないと、今後さらに30年強続けていける気がしないし先輩研究者たちのような成果も出ないと感じる。 https://t.co/mTHQier6QW— ShigY (@env_shig) 2019年5月5日
— ともよし@理系とーくの人 (@tomo141) 2019年5月5日
https://www.genkiyoshi.com/entry/profile
ともよしさんも、ご自身の「研究に対する向き合い方」について記事を書いていらっしゃいます↓↓↓
「研究の成功=人生の成功」とは思えなかった
ハードワーク系ラボに在籍中の方には特に心に刺さる内容だと思います。おススメです!
— Shun/鼻to脳の人 (@chokosh0120) 2019年5月6日
https://brain-journey.com/
研究はツールだなぁ。— もろぴー@有機化学論文研究所 (@morop_) 2019年5月5日
でも、研究の成功=人生の成功という建前を自分に言い聞かせてる。
じゃないと僕の場合、ついついサボっちゃうし、そういうスタンスだと結局楽しくなくなるんだよね(^_^;) https://t.co/YQDsSRS0VC
https://moro-chemistry.org/
「研究=人生の成功」の意見
ツールと思いたいけど思えない人生の成功派。なんだかんだ意外と心の余裕無いよね私(汗) https://t.co/vbTUbSu9KA— パヤシ (@Paya_payashi) 2019年5月6日
http://payashi.hatenadiary.jp/
前者がアカデミアに多いイメージ。 https://t.co/m6lKKM0fD9— tabe@創薬研究/博士就活ブログ (@mac_immunol) 2019年5月7日
https://tabe-phdcareer.com/
「研究の向き合い方はライフステージと共に変わる」という意見
非常に考えさせられる記事。私は今でこそ「研究=人生を楽しむためのツール」という考え方ですが、学生時代や就職当初は「研究の成功=人生の成功」という考え方だったと感じます。記事内にもあるように、「何が自分の価値観において重要か」ということを見つめ直す良いチャンスだと思います。おすすめ。 https://t.co/AedCf8G04L— ノブ@化学者/研究者の生き方を考える (@chemordie) 2019年5月5日
http://chemdie.net/
無茶をしても体に響かない若い頃に毎日徹夜でガムシャラに全てを研究に捧げる時期があってもいいと思う。いずれ年を重ねると必然的に純粋に実験・研究に時間をさけなくなってくるものだから、その頃までに自分の時間の切り分け方と切り替え方を学ぶ事が必要、と前ボスから教わった。— Tomohito Higashi (@To_Higashi) 2019年5月5日
学生時代と社会人で変わりましたね(こういう方多いのではと想像します)。— ファンケム@楽しく化学を学ぶ人 (@Fun_chem7) 2019年5月7日
学生時代→研究=人生とひたすら没頭
社会人→研究=人生を楽しむツール+お金を稼ぐ手段。趣味などプライベートも少しずつ広げる。 https://t.co/x3mTUJyQN8
https://got-it-lab.com/
「模索中」の意見
— はるねえ (@C_floridanum) 2019年5月5日
https://harukaoyama.wordpress.com/about-me/
今自分前者の考えしかない状態だったので考え直すきっかけを頂けたことにまずは感謝。— Naotaka Hara (@ptolemy05474974) 2019年5月5日
本稿は前者を否定し後者を肯定するものという偏見で読み始めてしまったが、きちんと前者のメリットを挙げた上で後者の選択をした理由が述べられており、文章が頭に入りやすかった。 https://t.co/1DDiYTxzCr
他の枠組み、向き合い方
最近はだいたい全部捧げてやってるけど楽しいからそうしてる(なってしまっている)だけで嫌になったら後者になるんだろうなと思ってる.まぁ自分が興味ないことを研究する状況が考えられんけど. https://t.co/o9ScmC41R9— ほりー@CoarsePaper (@CoarsePaper) 2019年5月5日
https://coarsepaper.com/
実験=仕事=趣味、なので、後者かな https://t.co/IuL4UvgwX9— daba | ケミカルリーマン (@chemryman) 2019年5月5日
https://chemry.hatenablog.com/
人生そのものが思考回路として研究〜♪ https://t.co/lKwjjq0KP3— yumi(ねむさしかない) (@yuyuyumimimi34) 2019年5月5日
海外の研究スタイルを経験された意見
ワークライフバランスの記事で使わせていただいたスライド(https://www.slideshare.net/atsutoonoda/ss-79539348)の作成者・しそごはん用研究者さんからもコメントをいただきました。
労働時間は人生の中でも大きな割合になります。その長い時間の労働を「自分にとって最も楽しい」「自分の最も好きな」研究に充てたい。だから、その研究に没頭できるよう基盤となる資金源や環境を得て、投資する者に説得力を持って説明できるよう「研究で成功」したい。(続く)— しそごはん用研究者 (@ONODA_in_Onodac) 2019年5月5日
補足ですが、過去のノーベル賞受賞者からもわかるように革新的なアイデアはリラックスしている時や直後に生まれることが多いので、積極的に余暇(研究以外に楽しめる時間)を取るようにも心がけています。以上になります。— しそごはん用研究者 (@ONODA_in_Onodac) 2019年5月5日
「デンマークで学ばれた働き方を、どのように日本でも活かすことができているか」お聞きしたところ、とても参考になる回答をいただきました。
もしよろしければ、お伺いさせてください。しそごはん用研究者さんは「デンマークで学ばれた働き方」をどのように日本で活かしていらっしゃいますか。日本に戻られると日本的な働き方に逆戻りしそうになるのではと思うのですが、そうならないために意識されたことはございますでしょうか。— 僕らの研究スタイル (@kenkyustyle) 2019年5月6日
http://www.atsuto-onoda.com/index.htmlその後、共に仕事をする時に、努力をしている様をきちんと見せる事、見ていないところでも成果を出せる事を示します。こうして、「あいつには自由に任せてやらせても問題ない」という信頼を得ます。そうなれば、仕事に対する自由と裁量を得て、ワークライフバランスを制御する事が容易になります。— しそごはん用研究者 (@ONODA_in_Onodac) 2019年5月6日
感謝とお詫び
リツイートくださった方、いいねくださった方、アンケートに参加くださった方、記事をお読みくださった方、ありがとうございます。
当記事でツイートをご紹介しきれなかったみなさん、ごめんなさい。
今後も「研究との向き合い方」について色々試してみたり、模索してみたいと思います。
自分に合った「研究との向き合い方」を見つけられるよう、みなさんのご意見を参考にさせていただきます。
院生の英語学習、節約、息抜きに、コスパ最高のサービスに関するレビュー記事を書いていますので、興味がある方はぜひ参考にしてください。
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