博士課程で収入を得る:給付型奨学金や給与の出る機関を調べてみました



最近こんなニュースが出てきました
名大、博士学生をフルタイム雇用−年俸300万https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00432807
時代は変わりつつあるのでしょうか?


国内の博士課程への進学において学生が心配することの一つはお金だと思います。私はJASSOにお金を借りており、年々膨らむ借金に限界を感じていました。博士も興味あるけど、借金して取るのは怖い。

私は進学時にはお金クリアできなければあきらめるつもりでした。








お金の余裕は後の精神的余裕に影響します。卒業時に奨学金の返済額が大きすぎると、その後アカデミアにとどまることを躊躇してしまう人もいます。せっかくアカデミアに興味を持ち、博士号取得を目指したのに、奨学金のプレッシャーで諦めるのは勿体ないです。


実は名大に限らず給料がある程度貰える大学院はあります。業界に入る前と後では見えてくる情報の量が全然違うんですよね。博士課程に入ると「あそこのXXではこういうプログラムがあるらしいよ~」とか噂が流れてきたり、学会で会った学生の名刺にリーディングプログラムと書いてあって調べてみたら給料のあるプログラムだったりと、実は色々な(お金をもらう)機会があるのですが、進学前には全く見えないのです。いや、もしかしたら、指導教官は知ってたけど、学生を逃がしたくないから教えてくれないのかもしれない...。


そんなわけで、博士課程で自立できるレベルの経済支援を受けられる機関をまとめてみたました。倍率や、他大学と比較して経済的な支援に力を入れているプログラムも紹介してあります。


まだ未完成なので今後情報が入り次第追加できたらと思っています。




博士課程の給付型奨学金 OR 給料の出るプログラム



名古屋大学

   年間288万円
   まだ人数や採用過程等の情報がありませんね。



リーディング大学プログラム

   最大で月額20万円
   受け入れ研究機関:多数
   採用拠点数18件(H25年)
   倍率は不明
   

産総研 リサーチアシスタント

http://www.aist.go.jp/aist_j/collab/ra/ra_index.html
   給与:20万円(博士後期課程)
      8万円(博士前期課程)
   採用実績:修士197名、博士71名(ここより抜粋)
   倍率は不明


理化学研究所 JRA

   給 与:月額164,000円(税込み)
   通勤手当:当研究所規定に基づいて支給(支給限度額:月55,000円)
   最長3年間(標準修業年限が4年の課程に所属の方は4年間)
   採用人数???
   倍率は不明

沖縄科学技術大学院大学

   授業料相当額及び年間約240万円
   最長5年間
   年間20~30人?程度 受け入れ (総数は100人程度?)
   OISTの倍率は2014年入学の3期生の場合は231人の中から、27人が入学らしいです(倍率8.6倍)
   http://www8.cao.go.jp/okinawa/4/kentoukai/4/3.pdf

   http://www8.cao.go.jp/okinawa/4/kentoukai/6/3-1.pdf
   
   

日本学術振興会特別研究員

   受け入れ研究機関:ほぼ全ての大学
   240万円
   2~3年間
   およそ年間1500~1700人程度
   倍率は毎年およそ5倍程


本庄国際奨学財団 日本人大学院生奨学金

   (1) 月額 20 万円を 1 年~2 年間
   (2) 月額 18 万円を 3 年間
   (3) 月額 15 万円を 4 年~5 年間
   新規採用者数3~5名(年間)


倍率はかなり高いです。このページから見るとわかります。
平成30年度の倍率は40倍ほどであることがわかります(日本人国内大学院生枠283人中7人採用)。


吉田育英会 ドクター21

   受け入れ機関:推薦依頼校及び公募。
   月額 20 万円を 3 年間。その他海外留学支援等あり。
   3年以内

   採用者数5名(年間)

倍率はおよそ10倍ほどです事業報告に情報があります。



東京理科大学博士課程対象経済支援制度


   期間:3年
   採用者数12名程度
   50万円(博士課程の学費相当)

   倍率不明



人数を見ると日本の大学院博士課程は学振DCに大いに頼っているのが現状ですね。次にリーディングプログラムでしょうか。どちらも学振ですね。

理研の採用実績は調べきれていないですが、産総研の採用人数結構いますね。OISTの毎年の採用人数は少なめですが、総数では産総研と同じぐらいでしょう。


給付型の奨学金もありますが、倍率が高めに設定されています。例えば本庄国際奨学財団給付金は40倍ですので、これらの奨学金を狙える能力のある方であれば、そのポジションにフォーカスし過ぎないで、他の機会も視野に入れた方が可能性が広がると思います。知名度が高い奨学金は競争率も高いので、よく調べ、対策してから応募しましょう。


博士課程を有給で過ごすチャンスは博士課程の総数から比べると非っ上に少ないと思います。しかし、調べる前に思っていたほど無くはないという印象です。

学部生であればこれらの研究機関や、学振採用実績のあるラボに移動することも一つの考え方ですね。学振であれば合格者リストあるので、どんなラボから出ているのか見てみるのもいいと思います。


これらの現状を受けて文句を言うのは容易いですが、日本の基礎研究の予算では博士課程の学生に給料を支払うのが難しいのも事実でしょう。


例えば科研費の基盤Bを取るとMAX2000万円です。良い額だと思います。でも学生に240万を3年間支払っていたら半分近くかそれ以上無くなってしまいますよね(間接経費とかもあるので)。基盤Aでも満額貰える保証はありません。基盤Aかそれ以上を途切れずに取り続けるスーパー教授の下であれば可能かもしれません。


基盤研究
(A)2,000万円以上5,000万円以下
(B)500万円以上2,000万円以下
(C)500万円以下


というかそもそも科研費の規定で博士課程の学生にRAを支払えるのかよくわかりませんね。調べてみます。


一方日本以外の先進国ではお給料出るプログラムが結構あります。やる気と語学力、チャレンジ精神のある人はアメリカでPh.D取るのも全然ありだと思います。


筆者はGREのスコアが足りず足切り以下でしたのでアメリカ留学叶いませんでしたが、ヨーロッパなどではGRE不要な大学院もあります。



今回は短めに。それでは~

1 件のコメント :

  1. 初めまして。
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